相続登記の申請義務化(令和6年4月1日施行)が決まり、新聞などでたびたび報道されている影響からか、「相続登記を自分でできますか」とのお問い合わせをいただくことがあります。
自分でできるのであれば費用をかけずに自分でやろう、と考えるのは当然かと思います。
ただ、この質問はかなり返答に窮します。
こちらとしては、「頑張ればできます」としか言えないからです。
もっと詳しく答えてほしい気持ちもあるかもしれませんが、このような一言で終わってしまう返答となります。
役所などへの手続きは、本人でもすることができます。
それは司法書士に限らず、弁護士や税理士の分野であってもです。
弁護士に頼まずに訴訟手続きを行う人もいますし、確定申告を税理士に頼まずに自分で行う人もいます。
頑張ればやれないことはないでしょう。
ただ、やはり大変ですし、ミスが起きる可能性も高いです。
結局、費用はかかりますが、その道の専門家に依頼してすべて丸投げすれば時間の節約になりますし、ミスが起きる可能性も限りなく低いでしょう。
また、疑問に思っていることや手続きの終わるメドなどを気軽に、継続的に質問することができます。
これはかなり大きいのではないでしょうか。
「どこから調べればよいか」
「これで本当に正しいのか」
「いつごろ終わるのか」
ある程度の期間、まったく分からないことを自分で最初から調べ、間違いのないように進めていくことは非常にストレスのたまることだと思います。
今後、自分で定期的にそれらの手続き(登記であったり、訴訟であったり、確定申告であったり)をする予定がないのであれば、専門家に任せてしまうほうが様々な面で安心できますし、確実でしょう。
弊所では様々な案件を取り扱っております。
些細なことでも結構ですので、お困りごとなどありましたらお気軽にお問い合わせください。